
こんにちは、ファイナンシャルプランナーのまきです。
浪費・衝動買いって、わかってはいても
またやっちゃったって事ありませんか?
浪費や衝動買いは減らしたい・・・だけど
友達と街をブラブラしたり、ウィンドウショッピングは
ワクワクするしやめられません。
無駄使いしないと心に決め、必要な物の予算を決め、
買うって決めたのに・・・
いざお店に行くと不必要なものまで買ってしまう・・・
そんな経験ありませんか??
こうした行動はなぜ起こってしまうのでしょうか?
行動経済学から心の問題を知っておくと
お金の使い方が上手になるかもしれません
心には自分じゃない会計士がいます
私は以前、お金を散財、衝動買いや浪費しまくりな独女でした。
多くはストレスが原因だったんですが、環境を変え、心の問題を知ることで
今はほとんどお金を使わない生活にシフトすることが出来ました。
その時に知ったメンタルアカウンティングという行動心理学をご紹介します。

収入が多くても、なかなか貯蓄が出来ないという方は、
この心の会計士が原因だったってことが多いんです。
ちょっと例をあげてみますね。
欲しかったスカートだけが目的で買い物に行きます。
全身コーディネートでトップス、ジャケット、バック、アクセサリーと
店員さんは上手に勧めてきますよね。
予算1万円と決めてスカートを買いに来たんですが、気が付くと10万円・・・
その時の状況が、たまたま来月ボーナス出るとわかっていたとしたら、
合理的な考えはもうできなくなります。
「ボーナス出るし、カードだし買っちゃえ~っ」てなりませんか?
私はいつもなっていました。ホント、意志が弱くってお恥ずかしい(^^;)
そしてこのような衝動買いの後の行動が笑えます。
ちょっと使い過ぎたから、少し節約しなくてはという心理。
晩御飯は、スーパーの割引品を狙おう・・・300円引き
コーヒー代を節約するために自宅から持っていくマイボトル・・・300円の節約
まったくもって合理的ではありませんよね。
完全にメンタルアカウンティングにやられておりました。

メンタルアカウンティングの罠を理解しておく
様々な場面で考えられるメンタルアカウンティングの罠
入手方法で価値が変わる
- 自分が頑張った量に比例する出来高収入と毎月決まって入る固定給
- 決まった額が入る月収と年2回の特別なボーナス
- 自分で稼いだ給料とギャンブルで儲けた臨時収入
- 振り込まれたお金と現金で受け取るお金
働いて手にしたお金は大切にする傾向があり、支出に痛みを感じます。
苦労せずに手に入れたお金の支出には、あまり痛みを感じることなくお金を使うことができます。
国からの補助金、子供の児童手当、ギャンブルで得られた利益なども入るかもしれませんね。
でもよーく考えてみると、どのように手に入れたかでお金の価値は変わらないですよね。
給料の1万円も、棚ぼたで貰った1万円も、ボーナス100万の中の1万円も、すべて同じ1万円なのにね。
心の会計士は、自然と仕分けを行い、使い方や支出の痛みが変わってしまうんです。
カテゴリーごとにお金の価値が変えている
お金を使う時、無意識にカテゴリー分けをしています。
普段使う生活費・旅行などの特別費・頑張ったご褒美などなど。
カテゴリーごとにお金の価値って変わっているんです。
スーパーでは100円、300円より安いものを考えて行動するのに
旅行先では、2000円のランチ、3000円のお土産代などはあまり痛く感じません。
先ほどの例でいうと、ご褒美としてボーナス直前にカードで買った
洋服代の10万円とスーパーで節約した300円
スーパーで節約した300円が意味がないとは言いませんが、
合理的に考えると、洋服代を一品我慢することで簡単に1万円の節約になります。
でもカテゴリーによって300円の価値、1万円の価値が違うと心の会計士が決めているんです。
スーパーでの300円の節約はとても価値がありますが、
ご褒美での1万円上乗せはありだよねと心がゆるしちゃうんですね。

大きな買い物の時にお金の価値が変わる
家を買う、車を買うって大きな支出ですよね。
より慎重に決断すると思うんですが、実はこの大きなお買い物の時に
お金の価値を錯覚してしまうメンタルアカウンティングの罠があります。
3000万の家を買う時、家具家電を揃えますよね。
普段、10万円のソファは高くて買おうと思わない人でも
3000万の家を買ったと同時に買う10万円のソファは心の会計が軽くなります。
ある程度、家具家電にお金を使っても仕方ないし、どうせ買うならセール品より
よりいいのもを買いたいとなるんです。
普段1000円、2000円を大切に思っている人でも、
大きな買い物と同時にする買い物行動ではやや金銭感覚が
鈍ってしまう傾向があります。

投資で気を付けたいメンタルアカウンティング
投資で得られる値上がり益や配当金、分配金は、ある意味苦労なく
手に入れたらたお金となります。
もうおわかりだと思いますが、投資で得たお金は思わぬご褒美となり、
ルールを設けないとあっという間に使ってなくなります。
長く続けていくと、手数料などのコスト面への許容が緩くなってしまいます。
投資の世界では、このメンタルアカウンティングをうまく利用した
金融商品や販売法などもありますので、気を付けたいですね。
投資や金融商品を買う時は、今ほとんどの取引が現金での取引がなくなりました。
その分、心の会計士の判断は甘くなりがちと自覚しておくことが大切です。

自らお金の色分けしておくこと
無駄使い、衝動買い、浪費はよくないと頭で理解していても 、
なかなかコントロール出来なく、そんな自分を自覚するだけで、
自己否定が始まり、もう自分は貯められない人と認識してしまいます。
お金の使い方を整え、貯蓄体質になっていくためには、
このような心の会計があるということを知っておくだけで意識が変わり、
自然と支出を抑えることに繋がっていきます。
心の問題であることに気が付くことで、無意識に出ていくお金がいかに多く、
意識している節約にあまり意味がないことを知りました。
すごく節約頑張っているのにお金が貯まらない・・「だよなぁ~」って腑に落ちました。
意志の力は弱いものと言うのも、このことが原因であって、
だからこそ、先に貯まる仕組みを作ってしまう事が大切と実感しました。
今使うお金と未来のためにとって置くお金を自ら明確に色を分ける
未来へのお金は、貯まる仕組みを作ってしまったほうが、ずっと楽なんです。
使う分が少なくなるというデメリットよりも、自由に使えるお金が
明確になったほうがストレスなくお金を使うことが出来ますよね。
ただし、その自由に使えるお金にもメンタルアカウンティングで
お金が色分けされ、無意識に心の会計士の基準になってしまいますので、
「お金が足りない」「貯蓄を使っちゃおう」となりかねませんので
そうならないように注意が必要なんです。
未来のために貯めるべきお金を明確にしたら、しっかり鍵が掛かった
金融商品で簡単には使えないように工夫します。
私は、固定費など1部でカードを利用しますが、買い物では一切カードを使うのをやめました。
時代遅れではありますが、現金決済を心掛け、お金が出ていくのを
しっかりと認識、心から感謝出来るお金の使い方をするようにしてからは、
無駄だったと思う支出はほとんどなくなりました。
最初は習慣化するのに時間が掛かりますが、当たり前になると
自然とお金をあまり使わない生活になっていきます。
まぁ、ルールと言っても、浪費していたころの行動を観察して、
真逆の事をしただけなんですけどね。
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