株で損をしたくない 知っておくべき行動経済学 プロスペクト理論 株の予測よりも人の行動予測

こんにちは ファイナンシャルプランナーのまきです。

先日、株の話を知人としていて、「いつ下がるか論」を話してたんですが、
まぁ、結論わからず・・・でも今の株価の動きはちょっと実体経済に伴わずですよね。

コロナから約半年、一時期は株価が30%以上も下落、気が付くと元に戻っていました。
私のほったらかしの株もほぼ元に戻り、そして最近は値上がり益も出てきました。
世界的での大幅な金融緩和で、世の中にお金が溢れ出し株式市場の上昇に繋がっています。

いつ下がるんだろう、上がるんだろうの話はしますが、
結局のところ参考にはするけれど予測は予測。
今の株価の安定がいつ終わるのかはわからないし、
このままバブル的な上昇に繋がるかもしれないんですよね。

予測よりも大事にしているのは、人の行動心理です。
事が起きてしまった時に、どう対応するかだと思っています。

安いと時には売らない、高いときには買わない コレが投資の鉄則なんですが

人は感情の生きもの、感情が動くと【非合理的】な行動をしてしまう。

そうなんです。わかってはいるけど、なかなか教科書通りにはできないんですよね。

投資で損したくない人は、株価や経済を予測するよりも人間の行動のクセを予測、
知っておいて自分に置き換えて捉えてみるといいかもしれません。

株や投資には、正解や確実性は永遠に訪れません。
「あれ。コレっておかしくない?」という見識と
「わかっちゃいるけどやってしまう」失敗しやすい行動のクセを知っておく。

今日はそんな人の非合理な行動を分析した行動経済学についてお話します。


行動経済学ってなに?

教科書通りの正論があったとしても、人間には《心》があります。
行動経済学は、人間の心理や感情的な側面をベースに考えられた経済学です。

言葉にすると「超むずかしそう~」ですよね。
でも難しいというよりは、「へぇ~、なるほどね」の連発で、結構知るほど楽しいんですよ!

簡単言ってしまうと

「だって人間だもの…」
「わかっちゃいるけど…」


人には心・感情があるから投資で損しちゃう

投資の鉄則は。「安く買って、高く売る」コレは誰もが知っている基本です。
でも今までの経緯、経験、その時の感情などたくさんの要因から気持ちが入ってしまいます。

「株価が連日高値更新」
「周りのみんなが儲かっている」
「去年の損を取り戻したい」
「あの時買っていれば」
「このまま見てていいのかな」etc…

上げるとキリがありませんが、いろんな感情ありますよね。
ずっと見てて買おうか迷っていた株が、見る見る上がっていく…
なかなか下がらない、上がっていく、まだイケる? 行ってみよっか⁈ えい、買っちゃえ!

大体、その時が高値掴みだったりしちゃうんです(苦笑)




損しないために知っておくプロスペクト理論

ノーベル経済学賞を受賞した米国のダニエル・カーネマン氏らが1979年に提唱した行動ファイナンスの理論。

利益と損失が同額であった場合、人は損失の痛みを大きく感じることを示しました。
投資の世界に当てはめると、損失を取り戻そうとさらに大きなリスクを取りやすい行動が説明できるとされています。


人は損するのが大嫌い「人は目の前の損失をとにかく回避したい、という志向が強い」
ようは、“勝つことを好む以上に負けることを嫌う”ということですね。
「人間は得よりも損の方が2倍強く感じる」とも言われています。

例えば1万円をもらった時の喜びよりも、1万円を落としてしまった時の
痛みの方が強く、大きな出来事のように感じてしまう傾向にあります。

人は、このように「損失を嫌う傾向が強い」ことが分かります。

これがプロスペクト理論の本質です。いつも合理的に行動すると思われていた人でも、
損得が絡むケースでは「非合理的な行動」を取ってしまう傾向があるんです。


例えば、

●A:100万円が無条件で手に入る。
●B:コインを投げ、表が出たら200万円が手に入るが、裏が出たらゼロ

どちらの選択肢も手に入る金額の期待値は100万円と同額です。
でも、多くの人は、堅実性の高いAを選択します。

《貰えない=損する》を回避する行動。


今200万の負債を抱えている状態で…
●A:無条件で負債が100万円減額され、負債総額が100万円となる。
●B:コインを投げ、表が出たら支払いが全額免除されるが、裏が出たら負債総額は変わらない。

このケースもA,B共に期待値は-100万円と同額です。
でも今度は、堅実性のないBを選択します。

《今ある損を減らす=得する》ことで、損失を減らす行動。



人は目の前に利益があると、それを失うリスクを回避する行動を選択し、
損失を目の前にすると損失そのものを回避する選択をする傾向があるのです。

損失を回避できるなら、ちょっとギャンブル的な行動もとれてしまう。
同じ選択肢で同じ期待値なのに、行動の選択肢や行動力って変わるものなのです。

人は損失回避的なので、このように非合理的な行動をしてしまうのですね。
ただ、このような人の持つ非合理的な判断は、ある程度の知識があれば回避することもできるかも。

株がずーっと上がり続けることはありません。
世界的に経済は成長すると思っていますが、長い成長過程では必ず調整は必要なものとも思っています。

心のどこかでそんな覚悟を持っておくこと、その場面で感情が暴走しないように
自分のリスク許容度に合わせた資産配分がとっても大切になってきます。

そのうえで、行動経済学はとっても役に立つ、いざという時の心構えになります。




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