
こんにちは
独身女性専門ファイナンシャルプランナーのまきです。
お給料から引かれるお金を知って貯める女になろう第2弾♪
前回は《社会保険料》についてでした。
https://cfp-maki.com/2020/06/09/38/
今日はお給料から引かれるお金 税金の仕組みについてです。
税金って勝手に引かれているし、難しそうでわからないって思いませんか?
節税って聞くと、お金持ちのすること、私にはあまり関係ないことって思いませんか?
独身女性は扶養や配偶者がいない分
おひとり様ゆえに、《世帯持ち&子持ちママ》よりも多めに税金引かれちゃっています。
だからこそしっかり税金について知って節税ポイントを知っておきましょう♪
給料から引かれるお金の中身《税金》
稼いだら引かれるのが税金ですね。
給料から、非課税となる諸手当を除いた部分に掛かります。
税金を知るためには、源泉徴収票をチェックしましょう。

①支払金額
会社から1年間で支払われた給料・賞与・手当などの合計額
一般的に《年収》ってのがここです。
②給料所得控除後の金額
給料所得控除とは簡単に言うと個人事業主でいう経費のようなもの。
サラリーウーマンだって仕事用の洋服・靴・通勤用バックなどなど
仕事のために使っているお金がありますよね。
でもいちいちそれらをコスト・経費として引いてはもらえないので、
その代わりにあるのが給料所得控除なんです。
年収によって給料所得控除の額も変わります。

①支払金額-給料所得控除=②給料所得控除後の金額
③所得控除
★人的控除
- 基礎控除
- 配偶者控除
- 配偶者特別控除
- 扶養控除
- 障害者控除
- 寡婦(寡夫)控除
- 勤労学生控除
個人のそれぞれの家族構成や生活状況によって控除できる額が変わります。
細かい金額は覚える必要がないけれど、
独身女性・おひとり様の場合
人的控除からは受けられる控除って基礎控除(48万円)くらいかな・・・
世帯持ちだと、配偶者・扶養など上乗せ控除があるので
同じ年収でも税金面が優遇されているというわけです。
★その他控除
- 雑損控除
- 医療費控除
- 社会保険料控除
- 小規模企業共済等掛金控除
- 生命保険料控除
- 地震保険料控除
- 寄附金控除
人的控除以外の控除は対象となるものは、会社からの年末調整で申告するか
または、確定申告で控除を受けることが出来ます。
前回お話した社会保険料は全額控除対象、これは申告等は必要なし。
iDeCoの掛金は全額小規模企業共済控除
生命保険控除や地震保険料控除などは年末調整の時に会社に証明書を提出します。
災害や盗難にあった時は雑損控除
医療費を多く払った時は医療費控除
iDeCoの掛金は全額小規模企業共済控除
ふるさと納税などの寄付金控除
これらは確定申告を行います。
最近、話題のふるさと納税はネットで簡単に寄付が出来るようになり
条件を満たすと、確定申告が不要となる《ワンストップ特例制度》があるので超簡単。
私は5年前からふるさと納税を利用して
総額70万以上の控除を受けてお得を味わっていました (^^♪
④源泉徴収額
お給料から引かれた1年間分の所得税の合計金額です。
この税金がどのように計算されるか・・・それがわからんのよ(-_-)
ここまでくると簡単に計算できるし、出来れば自分の収入に対する
税率
を知っておくと節税するときには結構便利なんです。
キャリアアップでいつの間にか税率が上がっていることもあるので
税金が決まる仕組みを知っておきましょう。
課税所得金額
課税所得金額とは
②給料所得控除後の金額-所得控除=課税所得金額
これによって税率が決まります。だから控除が多いほど税金が安くなります。

出てきた課税所得金額に次の表の税率で税金を計算します。
③課税所得金額×税率-控除額=所得税(源泉徴収税額)

住民税
「あれっ、源泉徴収票に住民税って載っていないの??」
そうなんです、住民税は載っていないんですよ。毎月の給料明細には載っています。
1年間分の住民税は給料明細からざっくり12倍でOKだと思います。
住民税も会社の源泉徴収で毎月市町村へ自動的に払っています。これを特別徴収といいます。
住民税は、前年の所得の状況に応じて課税されるいわゆる前年課税が基本となります。
地方自治体等が源泉徴収票やデータをもとに税額を計算されます。
所得税の所得控除よりも少しだけ控除額が少なくなっていますが、
細かい計算はあまり必要ないかな。ココもざっくり
課税所得金額×10%
細かい明細は、毎年6月に《住民税の通知書》が届くはず。
ふるさと納税を行ってワンストップ納税をした場合は、この通知書でチェックしてくださいね。
まとめ
①支払金額-給料所得控除=②給料所得控除後の金額
②給料所得控除後の金額-所得控除=課税所得金額
③課税所得金額×税率-控除額=所得税(源泉徴収税額)
④課税所得金額×10%=住民税

お給料明細や源泉徴収票って
働く女性のお金情報がたくさん書かれているんです。
課税所得を抑えるためには、自分が使える控除を知っておくこと。
そして自分の税率を知っておくと、
控除を受けてどのくらいメリットがあるかがすぐにわかるようになります。
マネーセンスを磨くと、節税分をしっかり貯蓄!
苦労せずに100万単位の貯蓄も可能になることも♪
ふるさと納税など活用できそうな控除については
またの機会に詳しくお話していきますね。
iDeCoの節税効果についてはこちらの記事で説明しています。
https://cfp-maki.com/2020/03/13/09/