
こんにちは FPまきです。
最近、自分年金作りとしてiDeCoやNISAに関心が高まっています!
メリット、デメリットを知ることで「わからない」という不安がなくなります。
「もっと早く知っておけば。。。今からじゃ遅いよなぁ~」と思って
ストップしちゃっている、私と同じアラフィフ世代の独身女性へ♡
私は、バリバリ働く独身女性には節税面でiDeCoは、
メリットの方が大きいと思っています。
ただすべての人に当てはまるというわけでもありませんので、
アラフィフからでも始めたほうがいいのか・・・
という不安に対していろんな視点から考えてみました。
iDeCoの3つの税優遇ポイント
まずはiDeCoのおさらいです。
働く独身女性にとって自分で年金を作っていくことは、
将来の自分のために、そして現在の自分のためにもメリットがありましたね。
運用して殖やすのも大切なポイントですが、
バリバリ働くキャリアウーマンにとって節税の効果も大きい。
以前、iDeCoの概要についてはこちらでもご紹介しています。
https://cfp-maki.com/2020/03/13/09/
改めて、税制面でのメリットをまとめると・・・
- 掛金が全額所得控除
現役で働いているときは、税金が安くなりメリット。
- 運用益が非課税で再投資
運用している間の利益も非課税で再投資となりメリット。
- 受給時に所得控除
受け取るときには、税金が掛かります…デメリット⁈
実際は税金を後回しにしてあげるよという繰り延べのような感じです。
でも受け取り方を選ぶ、理解しておくことで控除が受けられますので、
受け取りのときも税金が掛からないこともあるので、知ることでメリット^^
最後の受け取り時の税金が、
ちょっとわかりにくいのでもう少し詳しく。
iDeCo受け取り時の税制優遇とは?
積み立て時点と運用時点で税金が掛からないというメリットだらけでも、
実は、「いよいよ受け取ろう!」という受け取り時点ではに税金が掛かちゃいます。。。
でも所得控除という税制優遇が受けられますので、
自分自身がその優遇メリットが得られるかどうかを把握しておくと安心ですね。
iDeCoの拠出金を一時金で受け取ると、税制上の箱は【退職所得】になります。
【退職所得控除】が引いたものが所得となり税金が計算されます。
【退職所得】 = (収入金額 - 退職所得控除額)✕ 1/2

一時金で受け取る場合は、会社などから受け取る退職金と同じ扱いになります。
退職金と言う概念から、何年勤務したかという勤続年数によって
控除額の計算法が変わります。iDeCoでは拠出した年数がこれになります。
つまり、今勤めている会社から退職金がある・ないで控除の額が変わるんです。
もし、アラフィフからiDeCoをスタートした場合
退職金がない場合
iDeCoを拠出した年数が勤続年数として控除額が計算されますので、
50歳から60歳までのiDeCoで積み立てした場合、
40万円×10年間=400万
400万までは受け取り時も税金が掛からないことになります。
仮にiDeCoを毎月23,000円を10年間積み立てて年間276,000円
節税の意味で運用せずに定期預金を選択したとしたら、
10年間分で276万円+金利
控除額が大きいので、iDeCoの積立金には税金が掛かりません。
となると・・・メリットは掛金が全額所得控除となること。
10年間分の節税効果は、自分自身の税率によって変わります。
仮に税率20%だったら552,000円となります。
50歳から遅い??と諦めちゃう金額としては大きくないですか?
かんたん税制優遇シュミレーション
https://www.ideco-koushiki.jp/simulation/
そしてデメリットは、
iDeCoを利用する際には、口座管理のコストが掛かるということ。
年間で約2000円くらい掛かります。10年分で12000円です。
運用せずに定期預金だと全く増えないので、先ほどの節税効果を抜きに、
積立金と手数料という比較では、コスト負けしちゃう結果に…
掛金の節税をしっかり理解したうえで、定期預金を選択するのであればOK。
ただわからなくて取りあえず定期預金では、あとから損した気分になるかも。。。

退職金がある場合
会社からのたくさん退職金をもらえる方はちょっと注意が必要です。
退職金とiDeCoの一時金受け取りは合算して計算されるので、
非課税に収まらないケースも出てきます。
金額は合算、勤続年数は長いほうになります
例えば、50歳から60歳までiDeCoを積み立てをする
退職年齢までの勤続年数が30年の人場合
800万円+70万×10年=1500万円
会社から出る退職金とiDeCo積立金を合算して、1500万までは非課税となります。
iDeCoを毎月23,000円を10年間積み立てて年間276,000円
先ほどと同じく、節税の意味で運用せずに定期預金を選択したら、
10年間分で276万円+金利
金額は合算なので、会社からの退職金が
1500万-276万円=1224万
1224万を超えて退職金が出るかどうかとなるわけです。
細かい金額は置いといて、お勤めの会社でどのくらい退職金が出るのか・・・
把握しておいた方がいいでしょう。
Point☝
お勤めの会社が退職金がしっかり出る場合は、
iDeCoの掛金と合算して控除額を超えた部分には税金が掛かってしまいます。
iDeCoは65歳まで積み立て可能に
退職控除は、20年を超えると1年あたり40万から70万円へと枠が大きくなります。
だから、iDeCoの積立期間が長くなるほど退職所得控除の金額も大きくなるので、
やっぱり早めに始めることがベストですよ言っておりました。
独身女性、働きながらiDeCoで自分年金を作っていくメリットは大きいです。
iDeCoの加入年齢は今まで20歳以上60歳未満となっていましたが、
2022年5月以降は65歳まで積み立てが可能になります。
「60歳以降も働き続けてね」という国からのささやき⁈
年金も60歳からはもらえない時代なので当然と言えば当然ですね。
公的年金の受取額やiDeCo以外の資産状況、生活水準によって、
60歳以降からの運用プランは考えていく必要がありますが、
長く働ける環境化で長生きリスクの備えらえるのは選択肢が広がったなと思います。
60歳以降も国民年金被保険者の条件を満たす人で、
60歳以降も加入できる人とは、60歳以降も会社で働き続ける会社員となります。
会社員で60歳の定年後も、雇用延長などで厚生年金に加入して働く人は、
自動的に国民年金の被保険者でもあるので、65歳までiDeCoに加入はOKってなりますね。
日本人女性の平均寿命は87歳です。寿命は伸び続けています。
この寿命はあくまで平均なので、「そこまで生きないよ~」とは思っても、
平均ということは、これ以上90歳、100歳まで生きる可能性も半分くらいはあるということ。
「老後の生活費をどのように確保していくか」は非常に重要なポイントになってきます。
高齢化が進むと同時に60歳で完全リタイアという人は減ってきています。
働く環境や条件が変わることはあるかもしれませんが、
65歳や70歳も働くという選択肢があり、健康で変わることなく働けるのなら
出来るだけ長く働きたいという人も増えてきていますね。
そう考えると今から働き方を考えたり、健康を今以上気遣ったりしちゃいます。
視点を変えてライフプランを考えてみるとどんな準備が必要かなぁと考えます。

まとめ
国の年金制度といえば、どんどん変化し続けています。
少子高齢化問題で維持が難しいのはだいぶ前から言われてきてました。
公的年金はなくてはならない制度と思っていますが、
国の都合、財政状況で次々と内容が良くも悪くも変わるのです。
税制面でも、制度が改正されちゃうと何も言えないんですよね。。。
少なくても今の日本の方向性は、NISAやiDeCoなどの税制を優遇するので、
「国だけに頼らずに、自助努力をしてください」という方針です。
iDeCoでは、手数料を掛けて自己責任で行う自分年金。
iDeCoでの積み立てたお金については、国はまったく触ることができません。
信託銀行も顧客の財産と自身の財産は分別管理しているので、
iDeCoの財産が国の権限で勝手に使われることや減らされることはありません。
iDeCoの複雑さって、働き方、年齢、年収や勤続年数によっても
ベストパターンが違ってくるところですね。
結論、私はアラフィフからでも遅いとは思いません。
が、制度がお得だからという理由だけでは良し悪しがあるんですね。
やはり、正解を導くには自分のこと、自分のお金のことを知ることからなんです。
独りじゃ難しい・・・そんな時は是非ご相談ください^^
いずれにしても公的年金だけでは頼れない時代なので、
iDeCoなのか、NISAなのか、それとも定期預金で淡々と積み上げていくのか
何もしないという選択よりは、何かを選択してみてはと思いますよ^^
こちらはデメリットについて詳しく書いてます。
https://cfp-maki.com/2020/03/31/18/
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